高等部
最新NEWS(5件)
2024年5月2日
お祝い献立(入学・進級)
2024年4月26日
肢体不自由基礎研修会のお知らせ
2024年4月26日
令和6年度 「オープンスクール」について
2024年4月24日
相談支援だより
2024年4月23日
令和6年度図書だより第1号
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①めざす生徒像
ア 生活する力・働く力をもち、社会で主体的に生きていくことができる生徒。
イ 自分で考えて行動し、気持ちを伝え合うことができる生徒。
ウ 青年として、健やかで豊かな身体と心を培うことができる生徒。
②指導重点
ア 興味関心の幅を広げ、物事を様々な面から捉える力を高め、自ら考え、自分らしく判断する力を育てる。
イ 様々な人との関わりを通して、自分の意志を表現し、相互に伝え合う力や相手を思いやる心を育てる。
ウ 基礎的、基本的な学力の充実を図ると共に、学習したことを応用して、社会で生活していく力を育てる。
エ 様々な活動を通して、自己肯定感を高めると共に、高校生としての自覚をもち、社会を生き抜く強い心を育てる。
オ 健康な生活を送るために、思春期における心身の変化を受け入れ、理解し、体力や運動機能の維持向上を図る。
カ 自ら危険を予測、回避したり、必要な場面では援助を求めたりして、自立的な生活をするための基礎的能力を育てる。
キ 進路学習・現場実習・作業学習を通して、生活する力・働く力を身に付けると共に、自立しようとする意識を高める。
高等部の生徒にとっての共通課題は,学校教育修了後,社会の中で生活する力や働く力を身につけていくことです。卒業後の生活を想定して,基礎学力を応用し,生活に役立つような教科ごとの学習や,作業学習,現場,進路学習等に取り組んでいます。高等部では,生徒が卒業後,一人一人が自立し,健康で主体的な生活を送ることができるように,個々に応じて指導しています。さらに地域の高校生との交流や,高校総体や高等学校芸術文化祭への参加などを通して,同年齢の学生と関わり相互に理解を深める機会も設定しております。
学年別を基本とした生活集団を組んでいます。教科別学習(「国語・数学・社会・理科・音楽・保健体育・美術・外国語・情報・職業」)と教科等を合わせた学習(「生活単元学習・作業学習・日常生活の指導」)があります。国語や数学は生徒個々の課題により学年ごとの小グループに分かれて学習しています。また,「美術」(絵画・書道・グラフィック)・「外国語」・「情報」「自立活動」等の授業では,個々の実態や希望に応じて選択しながら学習ができるように配慮しています。
学習内容は,生徒個々の健康維持・増進に重点を置き,心理的安定,環境の把握,コミュニケーション,人間関係の形成,身体の動きなどの自立活動中心に取り組んでいます。具体的には「ことば・かず」「運動」「生活」「音楽」「造形」などを学習しています。さらに成長期の心身の発達や卒業後の豊かな生活を考え,人間関係を広げていくことも目指しています。
《準ずる教育課程》
高等学校の学年に準ずる教育課程で学習します。個別での活動になることが多いので,自立活動や特別活動,実技教科など知的障害学級の生徒と合同の授業も設定し,集団での学習も確保します。また,パソコンを活用した学習や,漢字検定,定期テストの実施など,目標を設定し,取り組むことにも力を入れています。
仕事や生活を実体験することで様々なことを学び成長していきます。特に現場実習先からの生活や仕事における評価は,生徒本人,保護者,教員にとって学校生活から社会生活へ移行するための課題となります。現場実習終了後も,その課題に学校や家庭で取り組みます。
また,卒業後の生活をより豊かにするために,知的障害の教育課程及び高等学校に準ずる教育課程では,総合的な学習の時間(H31年度入学生より「総合的な探求の時間」)を「進路の時間」として設け,学年毎に目標を設定して取り組んでいます。
1年生は自分について知り,将来の自分について考えます。2年生は現場実習や情報収集を通して,自分はどんな生活や仕事がしたいのか考えます。そして,3年生は2年間の学習や体験から具体的に進路を決めていきます。また,社会人としてのマナ-を身に付けることや,自分を守る法律などについて学習します。このように,学年ごとに学習を積み上げます。